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ケータイ小説



クリアネス~ケータイ小説(2008.01.20)


さて、2月16日から映画『クリアネス』が公開されます。


この作品は、第1回のケータイ小説大賞を受賞したものです。

だからというわけではないですが、話が汚れていない。

ん~汚れていないというのは誤解があるかもしれないけど、
ケータイ小説といえば…

ウリ(売春)、レイプ、リストカット、ホスト、いじめ

…という、ワードがありがちなので、なかなか色眼鏡でみられてしまいがち。


この作品はまったくそういうところがないとはいえないが、女の子と内面がよくかけているなぁと思う。

ケータイ小説らしく、読みやすさは抜群で電車の行き帰りでうまくいけば読了できる勢い。あとハードカバーの本の出来がよい(と思う)


なんで、またこの作品の話かというと…

ひょんなことから、この作品の映画化にかかわってしまったためで、

しかも、この映画のスタッフが知り合いが多いですし、

仕事でも宣伝などにかかっているためです。


ケータイ小説を映像化したい。



この作品を映像にしたいと思ったのは…

この作品に感激したから。


…では、ありません。



ケータイから生まれた小説を映像化して他のメディアに持って行くことがしたかったんです。

幸いにも、ケータイ小説大賞を主催しているところにリレーションがあったのは幸運でした。

「映像化したいのですけど…」

当然いろいろなところからの声がかかっていると思っていましたが、やはりというか、かかっていました。

「検討します」


この段階からは、いろいろな人が動いてくださりました。

いろんなところに調整をしてくださる方、

話のもって行き方によっては決まるものも決まらないと慎重にものごとを進めることをアドバイスしてくださる方、

そういう方々のご協力をもって、権利を持つ方、出資をする方を同じテーブルに付けることが出来たのでした。

(ちなみにこのときはまだ映像化であって、映画化ではなかったのです)


現在のようなクリアネスの映画化になるまでは、まだいろいろあるのですが、次回はケータイ小説の映像(動画)化のジレンマをお話ししたいと思います。


ケータイ小説から映像へ


『恋空』、ガッキーの笑顔がたまらなく、それしか印象にのこらないCMだったこの映画も(なんちゅう紹介だ…)、ケータイ小説から生まれた作品です。

<script src="http://koizora-movie.jp/link/koizora_blogparts.js"></script>

少し前に、エリカ様で話題になった「クローズド・ノート」もケータイ小説発の作品。

火付け役というのだと、yoshiの『Deep Love 』なんだろうなぁ。


しかしですね。

ケータイ小説発の映画が売れているのかというと、少し違うわけです。


たとえば歴代の興行収入をみてみましょう。
<a href="http://www.eiren.org/toukei/index.html" target="_blank">日本映画製作者連盟のweb</a>

2006年以前の邦画のBest20位が掲載されているが、ここにはケータイ小説発の作品はランクインされていない。

2007年はというと連盟のサイトに載るにはもう少し先のようなので、NEWSサイトに先に出ていたので引用してみる。

<blockquote>▽07年日本映画作品別興収上位10作品(最終興収/配給)
1.「HERO」(81億1千万円/東宝)
2.「劇場版 ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」(50億2千万円/東宝)
3.「西遊記」(45億円/東宝)
3.「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(45億円/東宝)
5.「武士の一分」(40億3千万円/松竹)
6.「恋空」(38億円/東宝)
7.「ドラえもん のび太の新魔界大冒険7人の魔法使い」(35億4千万円/東宝)
8.「どろろ」(34億5千万円/東宝)
9.「アンフェア the movie」(27億2千万円/東宝)
10.「名探偵コナン 紺碧の棺」(25億3千万円/東宝)

<a href="http://www.bunkatsushin.com/" target="_blank">文化通信.com</a>
</blockquote>

ここでようやく『恋空』がランクインしています。

単に興業収益がスゴイから恋空がスゴイというわけではありません。


興業収益が多いということは、多くの劇場で公開されたということで、そのためには多くの広告予算が投下されているということです。

<strong>つまり、それだけの規模の作品にするためのベースに、ケータイ小説である『恋空』がなったということです。</strong>


では、どうしてこの『恋空』、ここまであたったのでしょう?

なぜ他の作品がここまでいたらなかったのでしょう。

恋空は…

2005年10月に魔法のiらんどで掲載開始、
2006年10月に書籍化、
2007年4月に映画化発表
2007年10月に、サイドストーリー『君空』発売
2007年11月に劇場公開

 …というスピード感で動いています。

ケータイサイトでクチコミで読み始めた読者も、書籍になって一気に存在を知った人も、映画化というBigNEWSが飛び込んできて、それを秋まで持続させることが可能なスケジュールだったのです。


ケータイのセカイではブームは移ろいやすいもの。

それを『君空』発表と映画制作発表でくさびを打った側の対応と、それにもまして、複雑な権利関係と劇場公開スケジュールを勝ち取ったプロデュース側のスピード感が勝因ですね。

このスピード感こそ、ケータイ小説を映像化するための重要な要素と思います。

映画の宣伝


いよいよ公開の2週間前、明日は某所で少し大規模な試写会が行われるようです。私も行く予定。

これから、公開までにいろいろな策をうって、映画の告知をしていくことで…

「よし、週末はクリアネスの映画を観に行こう!」という人が増えてくれればいいなと。


今までもあの手この手をつかって、クリアネスは宣伝をしています。

ケータイ小説ということで、主にケータイサイトが多いですね。

ざっとサイトをみてみると…
Docomoの携帯動画サイトでいくつかケータイ試写会をするようです。
クリアネスの制作もしているドーガ堂
他は、MOVIEFULやモバドーガ、とか。
NEWS記事はここ


また、同じ時期にセグメントがあっているサイトのいくつかにもバナー広告の出稿や予告編配信をしています。

プリ機のポータルサイトCan*Pとか。


更に試写だけではなく、部分的な本編配信もやってます。
Docomoの Music&Video Chanel。
小分けにしてクリアネスが配信されてます。


このような、ケータイ向けのプロモーションでどこまで映画に訴求できるかが楽しみですね。

もっとも、映画を作る側からすると、携帯サイトであれ、DVDであれ、いろんなもので回収できればよいのですから。

…といっても、映画であたらないと、

評判は……。


だから、なんとか劇場、大入り満員でいきたいなと。



次回は、公開前リアルイベントについて。
これについてレポートします。


クリアネス リアル試写会


さて! いよいよクリアネスの試写にいってきました。

一応ぷち関係者なので、今晩の夜に行われた東京FMの試写会ではなく、お昼間に銀座でPress用に行われた試写室で観てきました。

こんなとこ


100人はいるか入らないかの試写室のこぢんまりしたスクリーンで上映される。

時間は1時間50分。ちょっと長そう…


さくらだ、ふーんこんな新人なんだ。
杉野希妃さんというらしい。

よく言えば普通のどこにでもいそうな女性(さくら)に合っているかも。悪く言えばまだオーラとかそんなのは伝わってこない女優さん。

そういうさくらのモノローグで映画は進むんだけど、そのにゅるーい雰囲気(それはそれでそういう演出なのだけど)を飛ばしてくれたのが…

レオを演じる細田よしひこ!

いや、彼はいいですね。彼の演技と持つオーラはこの映画にとてもパワーを与えているような気がします。


物語は東京~沖縄~大阪と移動するんだけど、
なかなか行ったことある箇所が多くて親しみが湧いた。

ふつ~阿倍野の歩道橋とか、近鉄の鶴橋駅改札前で撮影はせんだろぅ。
うーん、なかなかマニアック。


ちなみに、来場の際に頂いたものは、プレスシートとちらしでした。


ケータイ小説の新たな形


2月11日付けの日経MJにケータイ小説の記事が載っていました。

ケータイ小説がブームなのは前にお話ししましたが、

最近はさらにいろいろな楽しみ方がされているようです。


携帯電話で書く「ケータイ小説」に新たな潮流が生まれている。複数の作者がリレー形式で作品を作ったり、ひとつの作品世界に多くの作者が別々のストーリーを仕立てるコラボレーション小説などが増えている。参加者の多くは10代の若者で、読者を次々と巻き込む新たなスタイルに共鳴している。一人の作家が書くケータイ小説からは既にベストセラーが次々と出ているが、読者参加型の小説からも今後新たなヒット作が生まれるかもしれない。
2008/02/11 日経MJ(流通新聞) 


これは新しい楽しみ方ですね。


私もちょろっと文章などを書きますが、なかなか物語をひとつ書き上げるのは困難です。

途中でくじけそうになるし、忙しさが邪魔をするからです。

しかし、こうした仕組みがあれば、良い意味で「追い込まれる」こともできますので、なかなか投げ出しにくくなりよいと思います。
適度なプレッシャーはお役にたつのではないでしょうか。


そういえば、クリアネスを書いた十和さんも、この作品は途中で止まっていたと話されていました。
※先日、渋谷109で行われたクリアネストークライブ&試写会(ゲスト:IKKO)の際の話です。

途中でやめていたある日、ふと自分のサイトをみると、続きを楽しみにしている読者の方のメッセージが沢山あったそうです。


楽しみにしてくれている人、待っている人がいる。

これが、彼女のモチベーションになったんでしょうね。


ベッドシーンとクリアネス


少し前の日記で書いていたとおり、

クリアネスの予告編が公開されました。

バレンタインの前に間に合って良かったです。

幸いハッピーエンドな映画ですので、カップルで観に行くのにも向いている映画かと。

少しエッチなシーンもありますけどね。


そう、さすがケータイ小説というわけではないですが、ベットシーンも何度か描かれています。

もちろん、肝心の部分は上も下もみえません。


ヒロインのさくらがウリをしているという話なので、
ウリのシーンはベッドシーンです。
しかし、舐め回すようないやらしさはありません。


一方、愛する人とのベッドシーンもあるのですが、
ウリのベッドシーンとの差があんまりありません。

つまり、必要以上にロマンティックではないということです。


物語の成り立ちでベッドシーンは必要なのでしょうが、
同じようなベッドシーンがでてきますので、 
それなら、無くてもよかったんじゃないのってシーンも
あるような気がします。

プラトニックという側面と、愛するが故に抱けないという意志もこの映画は描いているので、

ベッドシーンの扱いはとても難しい作品ではないでしょうか。


クリアネス公開


いよいよ、クリアネス公開されました。

最初はケータイだけの動画だったはずの作品が、映画にまでなりました。

まずは、関係者のみなさんも一安心(ほんとに ひとあんしん)ですね。


映画は公開直後のお客さんの「入り」や「評判」がとても重要なので、

そこが好調であれば…


  お、私も観に行こう


…と、評判が評判を呼んで、よいスパイラルに入っていけます。


若干にしても、絡んだ作品であり、作り手に面識のある方が沢山関わった作品なので、

勝手に思い入れがあるのですけど…


  みなさん、観に行って欲しいです。

よろしく。


上映館はこちらです。
<東京近郊>
・渋谷ユーロスペース
・MOVIX昭島
・MOVIX亀有
・109シネマズ川崎(2/23~)
・MOVIXさいたま
・シネマックス千葉
・MOVIX柏の葉
<関西>
・なんばパークスシネマ
・MOVIX堺
・MOVIX八尾
・109シネマズ箕面
・109シネマズHAT神戸
・MOVIX京都
・MOVIX橿原


ちなみに、今日は舞台挨拶も行われたようです。

 2/16(土)渋谷 ユーロスペース

<blockquote>■初日舞台挨拶決定!
2月16日(土)12:00の回上映前
ゲスト(予定):杉野妃希さん、細田よしひこさん、小柳友さん、十和さん、篠原哲雄監督</blockquote>

どんな感じだったんですかね~


映画制作って大変なんですよ。


映画制作って大変なのだなと。
改めて思いました。

この『クリアネス』。
前にも書きましたが、ホント偶然で関わっている方には知っている方が結構関わっています。それもまとめる立場で、お名前も比較的大きく出ている方々。

そんな折から、映画完成後に久々にお会いするキッカケをつくってくれました。
そんな方達とのお話しの中で、私が印象にのこっているもの。

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いや~予算少なかった。
今までで一番大変だったかも。
でも、良い作品にしあがったと思う。
特に細田よしひこ。
この俳優に救われた気がする。

なぜやったのか?
篠原監督だったから。
篠原さんとは一度仕事をしたいと思ってたんだ。



ケータイ小説ってスゴイね。
パブリシティの面では力を秘めている。
もっとも、全体の予算がこれだと全体のプロモーションが・・・なんだけど(笑)


夕日のシーン。
沖縄まで自費でロケハンにまでいった。
その結果があのキレイな夕日と海が見えて、草がキレイで。
パワースポットなのですね、きっと。


ケータイ小説の映像化ってこれからもありだと思う。
そういうスキームを作ってみたいですね。


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いろんな人の思いがつまっているんですね。